店舗改装では細部までこだわらないと後々苦労してしまうこともあります。
どういった場所で苦労してしまうか見ていきましょう。
・照明の配置
飲食店の雰囲気は、照明で大きく変わります。
単に「明るければいい」というものではなく、落ち着いた雰囲気を出すなら、暖色系の照明清潔感を重視するなら、白色系の照明、商品を魅力的に見せるならスポットライトの配置など、用途に応じた照明選びが必要です。
また、カウンターや厨房内の手元が暗くなりすぎないように、作業しやすい明るさを確保することも大切です。
どこに、どんな照明を設置するか十分に検討しましょう。
・床材の選定
飲食店では、床材選びも重要なポイント。
「見た目が良いから」と選んだ床が、実は水や油で滑りやすかった…という失敗は避けたいところです。
例えば、ホールは掃除しやすく、滑りにくい材質、厨房は防水性と耐熱性の高い材質など、場所ごとに適した床材を選ぶことで、安全性とメンテナンスのしやすさが格段に変わります。
・収納スペースの確保
「もう少し収納があればよかった」と後から気づくことが多いのが、収納スペースの不足です。
特に、食材や調理器具を効率よく収納できるスペース、掃除道具や備品をしまう場所、スタッフの私物を置くスペースなどが足りないと、営業中に動線が悪くなり、スムーズな作業がしづらくなります。
事前に「どこに何を収納するか」を具体的に考えておくことが大切です。